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大人にきびと化粧品

大人にきびと化粧品の基礎知識(1)policy

化粧品は医薬品ではない!

女性にとって化粧品は、日々の生活に欠かせない必須アイテムですが、ファンデーションやコンシーラーなどのメイクアップ用品が肌に与える負担は、決して小さなものではありません。
ファンデーション画像
つまり、化粧品は大人にきびや肌荒れをはじめとした様々な肌トラブルを引き起こす引き金にもなり兼ねないということです。
化粧品でにきびが悪化する理由

原因:毛穴を塞ぐ

油分の多い(特にクレンジング剤)化粧品やファンデーションなどの粒子は毛穴を塞ぎ、皮脂や汚れを詰まりやすくさせる!

原因:肌に刺激を与える

化粧品には肌に良いとされる様々な成分が配合されているが、肌質に合わないと、かえって肌に刺激を与え大人にきび≠笏ァ荒れを悪化させる恐れがある!

大人にきびをはじめとする何かしらの肌トラブルを抱えている人は、「にきび肌用」「乾燥肌用」と表示された製品を購入したり、知人友人の口コミ、あるいはネット掲示板に書かれている「にきびが治った!」「良くなった!」といったコメントを信じて過剰な期待を持つ人もいるようですが、化粧品はあくまで化粧品に過ぎず、病気の予防や治療を目的とした医薬品とは異なります。

したがって、化粧品に大人にきびや肌荒れに驚くほど効果のある成分が配合されていることは考えにくく、化粧品を使うことで、大人にきびや肌荒れが見違えるほど良くなった!という人がいるとすれば、それはもともと肌トラブルが軽い初期症状にあったという見方をするべきです。

※にきびや肌荒れに効果があるとされる成分は副作用があることも少なくないので、大抵、薬事法によって規制されています。
赤にきび・膿にきび画像
つまり、比較的症状の重い赤にきびや膿にきびが顔全体に広がっているような場合には、医薬品でもない化粧品によってにきびが改善するようなことは、まず期待できないということです。

それどころか、先にも説明したとおり、化粧品(メイク用品)は大人にきびを悪化させる一要因にもなりかねないので、極端な話し、にきび肌の人はメイク用品を使用すべきではないのです。


にきび肌に優しい化粧品とは…

肌にかける負担を少しでも減らすことを一番に考えるのであれば、ノーメイク(ただし紫外線対策は必要)が一番ですが、頭では理解していても、女性にとってメイクは欠かせないものです。

そこで、極力肌に負担を掛けないような化粧品を選択する際の主なポイントについてまとめておくので、大人にきびで悩んでいるような方は少し参考にしてみてください。
にきび肌の化粧品の選び方

チェック事項低刺激化粧品

化粧品には肌に良いとされる様々な有効成分が含まれていますが、人によっては、配合されている成分に過敏に反応してしまいアレルギーや湿疹等の肌トラブルを引き起こす恐れがあります。低刺激性化粧品は、保存料や香料等を低く抑えるとともに、刺激の強い成分をカットするなどの工夫が施されているため、一般の化粧品に比べると肌にかける負担が軽減されています。

チェック事項紫外線防止化粧品

一般的に紫外線吸収剤は紫外線を吸収した後、酸化しやすく、肌トラブルを引き起こす恐れがあると考えられているため、にきび肌の人は紫外線吸収剤フリーの製品が良いとされています。

チェック事項ノンコメドジェニック

比較的皮脂腺の多い背中を使って行われるコメド(にきび)テストがノンコメドジェニックテストです。商品化する前に試験を数回繰り返し検査を行っているので、にきびの出来にくい化粧品としてひとつの目安となりますが、絶対ににきび≠ェ出来ないということを保証しているわけではありません。

チェック事項ビタミンC誘導体

高い抗酸化作用やコラーゲンの生成促進等に有効とされ、にきび予防・治療にも一定の効果が期待できる物質がビタミンC誘導体です。しかし、市販されている化粧品に配合されているビタミンC誘導体の効果に過剰な期待は禁物です。

チェック事項パッチテスト

にきびやアレルギーもちの方は、今まで使ったことのない化粧品を使用する際には、煩わしくとも必ずパッチテストを行ってください。通常、パッチテストは腕や胸など(顔以外)の一部で試しますが、一度きりではなく、少なくとも繰り返し(2〜3日程度)様子を見て肌に異常(かゆみ/赤み/かぶれ…など)がないかをチェックしましょう。

一般的に高級化粧品であればあるほど肌によいものを使っているはず!と思われがちですが、実は必ずしもそうとは限りません。

確かに安価な商品に比べれば、配合されている有効成分の種類や質・量に違いはありますが、たとえ高級化粧品にしか配合されていない希少価値のある有効成分だとしても、あなたの肌質に合わなければ、新たな肌トラブルを引き起こすだけです。

つまり、価格よりも自分の肌質にあった化粧品を使うことが、大人にきびを予防するためには何よりも大切だということです。


豆知識:紫外線吸収剤ってなに?

紫外線が肌に与える有害性は周知の事実です。

主な肌トラブルには、ニキビや肌荒れ、シミやシワといった老化作用が挙げられますが、その紫外線を吸収して人体に与える影響を極力抑え、できるだけ肌に優しい光線に変える(赤外線、可視光線など)化学物質が紫外線吸収剤です。

ところが、この紫外線吸収剤が配合された化粧品を使用すると、紫外線を吸収した肌の上で化学変化が起こるため、皮膚を刺激し、知らず知らずのうちに肌にダメージを与えてしまっていることもあるようです。

そのため、紫外線吸収剤入りの化粧品や日焼け止めクリームを使用する際には、必ず使用上の注意をよく読み、用量・用法を守って長時間の使用はなるべく避けるようにした方がよさそうです。

特に紫外線吸収剤は酸化による肌への影響が大きく、ニキビ肌や敏感肌の人に対しては様々な肌障害を引き起こすリスクが高まるとも指摘されているので、紫外線吸収剤フリー(カット)化粧品を勧める医師もいます。