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ニキビと洗顔(2)

ニキビ肌と洗顔の基礎知識(2)policy

肌トラブルを悪化させない洗顔剤の基礎知識

自分でできるニキビケアの基本といえば洗顔ですが、あなたの肌質に合った洗顔剤を使い分けることが重要です。

そこで、洗顔剤を選ぶ際のポイントについてザッとまとめておきます。
自分の肌質に合った洗顔剤とは…
洗顔の目的は、余分な皮脂や汚れを除去して老廃物等を毛穴に詰まらせないことですが、皮脂は外部の刺激から肌を守る皮脂膜としての役割も担っているので、皮脂の取り過ぎも実は新たな肌トラブルを引き起こすリスクがあります。
洗顔剤の注意点
そこで、まず注意したいのが合成添加物入りの洗顔剤です。

合成界面活性剤入りの洗顔剤は、洗浄力が強く、メイク落としの際には重宝されるアイテムですが、皮脂膜を溶かし皮膚細胞を破壊する作用があるとも言われているため、敏感肌の人は特に注意が必要です。
石鹸の基礎知識
石鹸(あるいは洗顔フォーム)に含まれている油脂には、大きく2種類植物性油脂≠ニ動物性油脂≠ノ分けることができます。

植物性石鹸 主に「パーム油」や「やし油」など、植物由来の天然成分を配合した石鹸。一般的には肌に優しい、泡切れがよい、毛穴詰まりの原因を作りにくいと言われている。
動物性石鹸 主に牛脂を原料とした石鹸。石鹸に含まれている不純物が様々な肌トラブルを引き起こすとも指摘されており、一般的には敏感肌には不向きであると考えられている。ただし、人間の肌は動物性なので、ニキビ等の肌トラブルには、同じ動物性油脂の方が有効であると主張する人もいる。

季節や肌質によって使い分けよう!
夏は発汗作用が高く、汗や埃が肌に付着しやすい季節ですが、一方で冬は乾燥による肌のカサつきが目立つ季節です。

夏場は洗浄力の高い洗顔剤、冬場は皮脂を落とし過ぎない洗顔剤…といったように、季節によって洗顔料を使い分けることも大切なようです。

また、体調不良などによって、あなたの肌質が変わることもあります。

自分の肌質に合った洗顔剤を見つけることは、そう簡単なことではありませんが、使用する洗顔剤を選ぶ際のポイントは、「ニキビ肌専用」「乾燥肌用」といった触書に惑わされてはいけない!ということです。

最近は、オルビスのようなトータルケアによるニキビ予防が注目を浴びていますが、必ずしも「○○肌用」といった表示の洗顔剤があなたの肌質にあっているとは限りません。

そのため、日頃の洗顔で自分の肌には合っていないのではないかと違和感を感じたら、別タイプの製品に切り替えることも大切です。


肌質別:ニキビと洗顔剤の常識

脂性肌タイプ
皮脂の分泌量が多く、ニキビの出来やすい脂性(オイリー)肌の人は、一般的に脱脂力が高く低刺激の洗顔料を使用しますが、洗顔時の主なポイントは以下のとおりです。

洗顔料を使用する前に、やや熱めのお湯で皮膚を柔らかくし毛穴を開かせる!
洗顔料をたっぷり使い良く泡立て、特に皮脂量が多いと感じる場所から入念に洗う!
特に皮脂量が多いと感じた場所(Tゾーンなど)は、部分的に2度洗いするのも効果的。ただし、脂性肌の人であっても、洗顔料を使用した洗顔は朝・夜の2回(皮脂の量によっては昼を含めた3回)に抑え、後は水やぬるま湯での洗顔ですませること!

乾燥肌タイプ
乾燥肌は皮膚の水分と油分が不足していることが原因で起こりうる肌トラブルなので、ニキビの出来やすい人は、脱脂力の弱い低刺激の洗顔剤が基本となります。

脂性肌よりもソフトに洗顔する!
乾燥肌の人は必ずしも洗顔料を使用することが効果的であるとは限らない。したがって、朝の洗顔は肌の状態によって洗顔料の使用の有無を判断することがポイント。特にベタついていなければ、ぬるま湯や水洗いでOK!(つまり、洗顔料を使った洗顔は夜(外出後)だけで十分)
たっぷりの洗顔料を使い良く泡立て、短時間で洗いあげること!

混合肌タイプ
脂性肌と乾燥肌が入り混じった混合肌でニキビが出来やすいという人は、肌の状態に合わせて部位ごとに洗顔剤を使い分ける洗顔が必要になってきます。

そのため、他の肌質に比べると洗顔時の手間はかかります。

洗顔料を使用する前に顔全体をぬるま湯で洗う!
特に皮脂が浮きテカッている場所から洗い始める!
カサついている場所は乾燥肌対策の手順で優しく洗顔する。肌質の状態によっては、カサつき部分は水やぬるま湯洗いだけでも十分!

豆知識:セラミドの効果

セラミドとは角質層の細胞と細胞の間を埋め剥がれにくくしている、いわば接着剤のような役割を担っている細胞間脂質のひとつですが、美容や健康の維持に欠かせない成分として注目されています。

では、いったいなぜこのセラミドが注目されているのでしょう。

それは、このセラミドという成分が皮膚の水分蒸発を防ぐとともに、外部から受ける様々な刺激(紫外線、細菌、ダニ、埃…など)から皮膚を守るバリア的な役目を果たしていることにあります。

特にセラミドは細胞間脂質を構成している脂質(コレステロール、コレステロールエステル、脂肪酸 …等)の中でも約5割を占める程の主要成分であるとされ、この成分が不足すると様々な肌トラブルを引き起こしやすくなるようです。

近年、増加傾向にあるアトピー性皮膚炎や敏感肌・乾燥肌の人はセラミドの量が不足していることも多く、このセラミド不足が一要因であると指摘する専門家もいます。

ちなみに、不足したセラミドは食物(小麦・お米の胚芽など)やサプリメントで補給することも可能ですが、最近は直接肌に塗っても効果があるとしたセラミド配合化粧品も多く発売されています。