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にきびとケミカルピーリング治療

ケミカルピーリングの基礎知識policy

ケミカルピーリングの効果と副作用

ケミカルピーリングとは、皮膚の表面に薬剤(酸)を塗布し、表皮や古くなった角質、あるいは毛穴に詰まった老廃物等を酸で溶かすことで人工的(強制的)に肌の再生を促すスキンケア療法です。

※顔に限らず、胸や背中、おしりの治療なども可能。

ケミカルピーリング治療で用いる薬品は、主に【下記表】で挙げているような酸が使用されますが、患部の症状や患者の肌質に合わせて、最も効果的で安全な酸の種類・濃度・塗布時間を選択することが、とても重要になってきます。

使用する酸の中には非常に刺激の強い薬品も含まれていることから、ケミカルピーリングは医療行為として医師の処方が必要であり、医療機関でしか行うことが認められていません。
医療行為
そのため、ケミカルピーリングを謳った市販製品やエステサロンで行う治療薬には濃度の低い酸しか使用できないため、医療機関ほどの効果は期待できないと理解しておくべきでしょう。
主な酸の種類

AHA(フルーツ酸) 国内のピーリング治療で最も広く利用されている酸の総称。主にグリコール酸や乳酸、リンゴ酸、クエン酸など
サリチル酸 主に角質を剥がす作用があり、にきび治療にも一定の効果がある。ただし、刺激が強く痛みもやや強い
トリクロール酢酸 深いピーリングが可能であり、シワなどにも有効
フェノール酸 深いピーリングが期待できるが刺激が強い

ケミカルピーリングの効果・作用
ケミカルピーリングは、特ににきび≠ノ対し一定の治療効果が期待できると考えられています。

これはにきび≠ェできる主な原因が、過剰な皮脂分泌と毛穴の詰まりにあるためです。

ケミカルピーリングでは、酸によって強制的に毛穴に詰まった老廃物を溶かし解消することで、にきびの改善を試みています。

さらに、ピーリング治療は皮膚の新陳代謝を活性化させ、コラーゲンの生成を促進する作用があることから、にきびによって発生した色素沈着にも一定の効果が期待できるとされています。

また、ケミカルピーリングはにきび℃。療のほか、次のような作用もあるようです。

古い角質を取り除き、新しい細胞の生産を促すことでターンオーバーを正常化させる!
新陳代謝の促進とコラーゲンの生成はシミを薄くし、シワや肌のたるみに対しても一定の効果が期待できる!

注意点
ケミカルピーリングは、半ば強制的に肌の再生を促す治療法なので、ピーリング後は、一時的に肌の保湿力が低下し、敏感肌や乾燥肌になりやすい状態にあります。

そのため、紫外線対策はもちろんのこと、十分なスキンケアを施さなければ、かえって新たな肌トラブルを引き起こす恐れもあるので、必ず医師のアドバイスに従い適切な処置を行ってください。
ケミカルピーリングが有効な肌トラブル

にきび、シミ、小ジワ、くすみ、そばかす、オイリー肌、肉割れ …など

皮膚科で受けるケミカルピーリング治療

先にも説明したとおり、ケミカルピーリングは医療機関でしか認められていない医療行為です。

これは酸≠ノよる肌トラブルを未然に防止するためですが、医師免許を持っていれば安心!というわけでもありません。

皮膚に関する豊富な専門知識をはじめ、高度な技術や豊富な経験がものをいいます。

そのため、ケミカルピーリングを行う際には、担当医師のカウンセリングをしっかりと受け、疑問・不安な点は必ず質問・確認し、あなた自身が納得をした上で治療に望むことが大切です。

※肌の弱い方でも酸の濃度を下げることによって治療は可能であると考えられますが、必ず医師の指示に従ってください。

特にケミカルピーリングは治療後のケアがとても重要になってきます。
ポイント2
なお、ケミカルピーリング後は、ビタミンCやハイドロキノンなどの有効成分が肌に浸透しやすい状態にあることから、より効果的な治療を行うために、イオン導入などを併用するクリニックも少なくありません。(もちろん、患者が納得した上で治療を行いますが…)

また、患部の状態や患者の目指す改善程度により異なってきますが、通常、ケミカルピーリングは、複数回(5〜8回程度)行うことによって徐々にその効果が現れるようです。
ケミカルピーリングが受けられない人

生理中・妊婦(ケースによる)
日焼けをしている(これから日焼けをする)人
皮膚炎など、何かしらの病気をお持ちの人
ケロイド体質 …など

豆知識:角質肥厚ってなに?

一般的に正常な角質層は非常に薄い層(厚さ約0.03ミリ)で覆われていますが、角質肥厚とは、本来、自然と剥がれ落ちるべき古い皮膚が、そのまま肌表面に残り、角質が分厚くなった状態のことです。

角質肥厚にある肌はターンオーバーがスムーズに行われないため、毛穴が詰まり細胞の新陳代謝が悪くなります。

そのため、にきびやシミ、くすみといった様々な肌トラブルを引き起こす要因のひとつであると考えられ、角質肥厚を作らない肌を維持することが美肌対策に欠かせません。

では、なぜ角質肥厚になるのでしょう…?

その要因のひとつとして考えられているのが、洗顔料や化粧品等に含まれる添加物、あるいは紫外線などの刺激によって徐々に作り出されるといった説です。

つまり、日頃、洗浄力の強い洗顔料で皮膚をゴシゴシ擦ったりしていると、肌の自然防御が働き、知らず知らずのうちに角質が厚くなっていくこともあるようです。

角質肥厚が起こる原因は他にも考えられますが、肌の十分な水分補給と保湿を日頃から心がけることが大切です。