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ニキビ潰し

ニキビの潰し方policy

正しいニキビの潰し方とは?

ニキビが出来たらできるだけ潰す!と言う人は意外と多いようです。

確かに潰せるニキビは潰してしまった方が治りが早いと主張する専門医もいますが、一方で、絶対に潰してはいけないと否定的な立場をとる医師もいます。
潰すor潰さない?
また、たとえニキビを潰すにしても、潰し方によっては、かえって症状を悪化させてしまったり、生涯消えないような跡が残ってしまうこともあるようです。

そこで、ニキビを潰すか潰すまいか迷っている方のために、ニキビ潰しに関する情報を少しまとめてみたので、興味のある方は参考にしてみてください。

ニキビを潰す!潰さない!については賛否両論のようですが、その是非をめぐっては次項で触れるとして、ここでは正しいニキビの潰し方について紹介しておきます。

冒頭でも書きましたが、むやみやたらにニキビを潰す行為はリスクを伴うので、正しい方法や手順を知ることが大切です。
潰しても良いニキビとは?
ひとくちにニキビ≠ニいってもその症状は様々で、大きく分けると次の4タイプに分類することができますが、一般的に潰してもよいとされるニキビは、比較的、症状の軽い初期段階の白ニキビと黒ニキビです。
ニキビの種類
なぜ、白ニキビと黒ニキビであれば潰してよいのかについては次項で説明しますが、つまり、ニキビであればどんな状態のものであっても潰して構わないというわけではないので、たとえば、炎症を起こし赤く腫れ上がった膿の見えない赤ニキビなどを潰すのは避けた方が良さそうです。

※ただし、赤ニキビであっても、炎症が落ち着き、患部の中心に白い膿をもった状態になったものは、内部の膿を出してしまった方がよいと考える医師もいます。
ニキビ潰しに必要な道具と潰し方
ニキビを潰す一番手っ取り早い方法は、患部を指で挟むように摘まんで毛穴の奥に詰まったコメド(←簡単に言うと皮脂や角質等が混ざった塊のこと)や、溜まった膿を押し出してしまうことですが、この行為はあまりお勧めできません。

その理由はいくつか考えられますが、ひとつは指には目に見えない雑菌が意外と多く付着しており、潰した患部の傷口から雑菌が侵入しやすくなるため、炎症を悪化させてしまう恐れがあること、ふたつ目は指で押してしまうと押さなくてもよい周辺組織にまで圧がかかってしまい、患部を必要以上に刺激してしまうことでさらに炎症が悪化したり、真皮層にダメージを与えてしまうことによる色素沈着などの新たな皮膚トラブルが考えられるためです。

では、いったいニキビはどのような方法で潰せばよいのか?ということになりますが、それはズバリ面皰圧子≠使って潰すことです。
面皰圧子イメージ
面皰圧子とは、右記写真のように先端に小さな円状(円状でないタイプもある)の穴が開いた金属製の器具のことですが、この面皰圧子を使ったニキビ潰しは皮膚科等の医療機関でも広く行われている一般的な方法です。

ちなみに、この面皰圧子は市販されているので、誰でも自由に購入することが可能です。



したがって、自己ケアでニキビ潰しを行う方は、まずこの面皰圧子を手に入れて下さい。

また、ニキビ潰しを行う際は、面皰圧子以外にも下記のような道具が必要になってくるので、手元にない場合は揃えるようにしましょう。
ニキビ潰しに必要な道具
チェック 面皰圧子
チェック にきび用軟膏
チェック 綿棒
チェック
チェック 滅菌ガーゼ
チェック ピンセット
チェック 消毒用エタノール

さて、必要な道具が揃ったら、いよいよニキビ潰しに取り掛かるわけですが、先にも説明したとおり、潰していいニキビは白ニキビや黒ニキビ、あるいは、患部の中心に膿が見えるようなニキビ(ただし、膿溜まりが大きく広がっており、強い痛みを伴うものは×)に限ります。

なお、症状によっては、一見潰せそうに見えても、コメドや膿がうまく取り出せないようなものもあります。

これは、コメドや膿が思った以上に皮膚の奥底にあるケースなどが考えられますが、このようなニキビに強い圧をかけてしまうと、かえって症状を悪化させてしまう恐れがあるので刺激を与えるのはやめましょう。

自分の経験上、何度も潰していると、芯や膿が出そうなニキビと出なさそうなニキビの見極めは、ある程度分かるようになってくるかと思いますが、その判別が難しいので、ニキビ跡のことを考えると、自己流のニキビ潰しはあまりお勧めできるものではありません。

少し話が逸れてしまいましたが、潰したいニキビが決まったら、次の手順に従って患部の奥に溜まっているコメドや膿を出しましょう。

注:下記に紹介する手順にしたがってニキビを潰したからといって必ずしも症状が改善する(ニキビ跡が残らない)という保証はありません。あくまで指で潰すよりはリスクが少ない方法というだけなので、その点を十分に理解したうえで自己責任で行ってください。そのため、自己ケアによるニキビ潰しに不安がある方、あるいはニキビ跡はできるだけ残したくないという方は、専門の医療機関等で治療を受けることをお勧めします(自己ケアよりはリスクが少ないかと…)。
ニキビ潰しの手順と方法

@ 患部の皮膚、手を洗い清潔にし、面皰圧子や針、ピンセットなど患部に直接触れる器具なども消毒をして殺菌処理しておく。
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A ニキビの中心(あるいは膿やしこりがある部分)に針を軽く刺し穴を開け、圧力の逃げ道を作ると同時に、コメドや膿が出やすい出口を作る。

ポイント:治療前に患部を蒸しタオル等で軽く暖めておくのもよい。あまり深く突き刺すとかえって患部を刺激し、症状を悪化させてしまう恐れがあるので1〜2mm程度刺したら穴あけ作業はやめること!
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B 面皰圧子の穴にコメドや膿の中心がくるように押し当て、圧をかける(ただ力任せに強く押すのはダメ!圧をかけてもなかなかコメドや膿が出てこないような場合は、その時点で治療をやめる)

ポイント:面皰圧子で力を加える時間は長くても1回当たり5秒程度を目安にやめること!患部に長時間刺激を与える行為はあまり好ましくないため、5回繰り返してもコメドや膿が出てこない場合は治療をやめること!
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C 針穴からニュッと顔を出したコメドの塊はピンセットでつまみ出し、膿のような液体が出てきた場合は、滅菌ガーゼで上から軽く押し当てるようにそっと拭きとる。

ポイント: 膿を拭き取る場合、擦り取るように拭くと周囲に広がるので、膿が周囲に広がらないよう注意すること!
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D 綿棒に付けたニキビ用軟膏を患部にソッと塗る。

ポイント:潰した後は、絶対に手で触ったり擦ったりして刺激を与えないこと!

医療機関で行うニキビ潰し
自己ケアによるニキビ潰しは、いつでも好きな時にできるという手軽さがあるので、わざわざ病院に行くのは面倒だと思ってしまう人も多いのではないでしょうか(汚い話で申し訳ないと思いますが、潰した時の感触やビュッと膿が吹き出す瞬間がなんとも言えず爽快で気持ちがいい!という人も中にはいると思います。これはやった人にしか分からないことですが、私もその気持ちは分かります)。

とはいえ、やはりどうしてもリスクは大きい・・・

クリニックでは、ニキビ治療を行っている専門病院では、どんな処理をしてくれるのかというと、ニキビ潰しに関しては、基本的にほぼ自己ケアによる方法と変わりありません。

しかし、クリニックによっては使用する器具や機材が大きく異なってくることもあります。

たとえば、自己ケアでは針くらいしか穴を開ける道具は用意できませんが、専門の医療機関では針の代わりに、よりリスクの少ない効果的なCO2レーザーなど使って治療を行うところもあるようです。

また、ニキビの症状を診て、これは潰さない方がよいと判断した場合は、まず内服薬などで症状を抑えるなどの最適な治療法を行ってくれるため、できるだけニキビ跡や色素沈着は残したくない!という方は、自己ケアよりも専門クリニックで治療を受けることをおススメします。

※注意:面皰圧出は保健医療として認められている医療行為なので、治療には医師免許が必要です。中には医師免許を持たないエステサロンなどで行われ、トラブルになるケースもあるようなのでくれぐれも注意してください。


まとめ:ニキビ潰しの是非について

潰すイメージニキビ潰すべきか、それとも潰さずにそっとしておくべきか !? については専門家の間でも意見が割れているようですが、お互いの言い分を少しまとめてみることにしましょう。
ニキビは潰すべき!派
ニキビは潰すべきだという立場をとる人も、どんなニキビであっても潰すべきだと言っているわけではないようです。

先にも説明したように、対象となるのは白ニキビと黒ニキビ、そして一部の膿ニキビに限ります。

では、なぜ潰した方がよいと考えるのか、その主な理由をまとめると次のようなものです。

潰すべきと考える理由
--->> そもそもニキビは、皮脂腺から過剰に分泌された皮脂が何らかの原因によって毛穴の内部や入口付近を詰まらせ、皮脂の出口がなくなることが問題の始まりであり、行き場のなくなった皮脂が毛穴の内部で溜まり角質などと混ざり合った塊がコメドなので、この状態を放っておくと、さらに皮脂が溜まり、その皮脂を餌とするアクネ菌が繁殖してしまう。ということは、アクネ菌を繁殖させないためにも、コメドはできるだけ早めに取り出し、皮脂が体外に排出しやすい環境を作ることが大事なのではないか?

--->> 膿の溜まったニキビはとにかく膿を早く出してしまわないと炎症がなかなか収まらないケースも多く見られる。人の皮膚細胞には自然治癒力があるのだから、傷口を早めに元の状態に回復するためにも、膿は早めに出し切り、炎症を落ち着かせることの方が大事なのではないか?

ニキビは潰さない!派
一方、ニキビは潰さない方がよいと主張する側の主な意見は次のとおりです。

潰すべきではないと考える理由
--->> ニキビを潰すと、そこから雑菌が入りやすくなるため、症状をさらに悪化させてしまう恐れがあ。また、圧をかけたことによって生じる刺激による炎症の悪化も否定できないのではないか?

--->> コメドや膿を強制的に出すためには、新たに傷口を作らなければならない。場合によっては、その傷口が、後々のニキビ跡や色素沈着になりやすいのではないか?

いずれの言い分も、なるほど…と思える意見に思えます。

潰さないイメージしかし、これまで長年にわたる慢性的なニキビで悩み、時には潰してきた自分自身の経験から言わせてもらうと、早めに潰してしまった方が治りが早く傷跡が残らなかったものも多かったように思えます。

というのも、症状によっては内部のコメドや膿を取り除かないと、皮膚の奥にいつまでたってもしこり≠ニして残ってしまい、そのしこりが消えることがない・・・そして、また近いうちに、同じ部分に同じような症状が繰り返し起こっていたからです。

ニキビ潰しに否定的な方の主張も分からなくはありませんが、見方によっては早めに潰してしまったからこそ、この程度の傷跡や色素沈着で済んだ!という考え方もできます。

この点については、あくまで結果論でしかないので判断の難しいところですが、いずれにせよ、個人的にはこれまでの経験上、潰してしまった方がよいニキビはあると思っています。

しかし、何度も繰り返しますが、自己処理によるニキビ潰しはリスクも高いので、できるだけ傷跡や色素沈着等の皮膚トラブルを残したくない方は、やはり医療機関で治療してもらうことをお勧めします。