にきび!解体新書
ディフェリンの副作用
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副作用の疑問既に欧米を中心とした諸外国では広く使用されているスタンダードなにきび治療薬『ディフェリン』が、ようやく日本でも認可(2008年10月)されました。

ディフェリンのにきびに対する治療効果は高く評価されており、『尋常性座瘡治療ガイドライン』(日本皮膚科学会)でも強く推奨されていますが、一方で、副作用が高い頻度で起こる医薬品でもあることから、治療を躊躇してしまう患者や、治療薬として使用することに消極的な医師も少なくないようです。

そこで、ディフェリンを試してみたいけれど、副作用が心配・・・という方のために、ディフェリンの副作用に関する基礎知識をQ&A形式でまとめてみたので、興味のある方は参考にしてみてください。
Q1. ディフェリンにはどのような副作用がありますか?

Q2. ディフェリンを使用すると、どのくらいの頻度で副作用が現れますか?

Q3. 副作用が出た場合は治療を止めるべきですか?

Q4. ディフェリンの副作用をなるべく抑えるためのコツなどはありますか?

Q1: ディフェリンにはどのような副作用がありますか?

ディフェリンゲルの国内認可にきびを抑える新薬として国内で認可されて以来、ディフェリンの名は少しずつ知られるようになってきましたが、副作用の出やすい治療薬としても知られています。

そのため、薬を直接使用する患者にとっては、副作用の症状がとても気になるところかと思われますが、ディフェリンに配合されている有効成分アダパレンには、表皮角質細胞を強制的に薄くしてしまう作用があることから、本来、肌がもっている皮膚の乾燥を防ぎ、外部からの刺激から守るといった機能が弱まってしまうために、特に次に挙げる5つの症状が出やすいようです。
① 肌の乾燥 ② ヒリヒリ感 ③ かゆみ ④ 皮膚のめくれ ⑤ 赤み
なお、ガルデルマ社の資料によると、副作用として次のような症状が見られたとする臨床試験データ(承認時)があります。
安全性評価対象例544例中429例(78.9%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。
皮膚乾燥 305例 56.1% 紅斑 119例 21.9% ざ瘡 7例 1.3%
皮膚不快感 259例 47.6% 掻痒感 72例 13.2% 接触性皮膚炎 7例 1.3%
皮膚剥脱 182例 33.5% 湿疹 11例 2.0% 皮膚刺激 6例 1.1%



Q2: ディフェリンを使用すると、どのくらいの頻度で副作用が現れますか?

特に出やすい副作用は、Q1でお答えした5つの症状(肌の乾燥、ヒリヒリ感、かゆみ、皮膚のめくれ、赤み)ですが、これらの症状は単独で起こる人もいれば、複数の症状が混在して出る人もいます。

中には副作用らしきものは見られなかったという人もいるようですが、ディフェリンを使用した患者の約8割程度の方に何かしらの症状が出ても不思議ではないと考えられているので、自分にも何かしらの副作用が出ると理解した上で治療に臨んだ方がよさそうです。

Q3: 副作用が出た場合は治療を止めるべきですか?

ディフェリン副作用は、比較的、高い頻度(患者の約8割程度)で現れるため、薬を使う前よりも症状が悪化してしまったように見えてくると、心理的な不安は大きく、治療を途中で止めてしまう患者もいるようです。

しかし、これは薬が効き始めている(つまり、治っていく)過程において、一時的に出てしまう症状(反応)と考えられているため、にきび肌を治したい!と思っている方は、そのまま使い続けた方がよいと言われています。

ただし、中には体質により自分の肌には合っていなかった…あるいは、アトピー症状が出ていた…といったケースもあるようなので、このような場合は、一旦治療をストップし、しばらく様子を見ることも必要かもしれません。

ディフェリンを使ったにきび治療は、その辺の見極めが重要になってくるので、薬を使い続けるかどうかは必ず医師の指導に従うようにしてください



Q4: ディフェリンの副作用をなるべく抑えるためのコツなどはありますか?

ディフェリンは患部に直接塗った方が効果がよいとする意見もありますが、表皮を剥離してしまうような刺激の強い作用があるため、体質によっては反応が強すぎることもあるようです。

ディフェリンは副作用の出やすい治療薬なので、副作用を100%完全に抑えることは無理ですが、薬の刺激が強すぎと感じた場合には、次のような点に気を付けると症状が和らぐこともあるようです。
ただし、ケースバイケースなので、実際に治療に当たる医師に肌の状態を見てもらいながら、指示に従うようにしてください。