にきび!解体新書
首にきび
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◎ 首にきびの原因と発症メカニズム

アゴから首回りにかけてできる〝にきび〟を総称して〝首にきび〟と呼んでいます。

比較的、20代以降の大人になってから発症する率が高いことから〝首にきび〟は大人にきびの代名詞とも言われています。

首周辺部は顔に比べて皮脂線が少なく、毛穴も開きにくいのですが、患部の治りが遅く、場合によっては色素沈着を起こしたり、ケロイド状の跡が残ってしまう人もいるようです。

また、固いシコリのあるものや、赤く腫れ上がった〝にきび〟になりやすいといった特徴が見られます。
首にきびができる主な原因
首にきびが〝大人にきび〟のひとつであると言われるように、単に過剰な皮脂分泌が発症原因であるとは限りません。

現在は、職場のストレスをはじめ、生活環境の変化といった外部から受ける影響なども大きくかかわっているのではないかとする説が有力です。
ストレス 仕事のプレッシャー、職場の対人関係や社会環境の変化(学生から社会人)によってストレスが溜まりやすい。過度なストレスは皮膚の機能低下をもたらし、にきびができやすくなる。
不潔 首周辺部は汗をかきやすく、髪が触れやすい部位でもある。汗をかいたまま放っておくと細菌が繁殖しやすいため、にきびが出来やすい。埃や汚れがまとわりついた髪が首周辺部に触れるのも同様。また、入浴時や洗顔中に首周辺部を入念に洗浄していたとしても、シャンプー液等の洗い残しがあると毛穴を詰まらせる原因にもなる。
ホルモンバランスの乱れ 過度なストレス、生理前後などはホルモンバランスが乱れやすい。生理前後の女性は、女性ホルモン(男性ホルモンと似たような働きをする黄体ホルモン)の増加によって皮脂分泌が活発化するため、にきびが出来やすくなる。
紫外線 首周辺部(特に首筋)は紫外線を浴びやすい。紫外線は皮膚の角質層を厚くし肌のターンオーバーを遅らせるとともに、皮脂や老廃物が毛穴が詰まりやすくなるため、にきびのもとになる。
その他 冷え性や貧血によるホルモンバランスの乱れが首にきびに影響しているとも言われている。



◎ これだけは押える!首にきびの予防&治療法

先にも説明したとおり、首を含め、その周辺部に発症する〝にきび〟は、大人になってから発症したという人は少なくありません。

20代に突入してから、あるいは社会人になってから首に〝にきび〟が出来やすくなった…という人は、内的要因はおろか、様々な外的要因によって発症していることが考えられます。

また、首にきびは、比較的初期段階に当たる〝白にきび〟や〝黒にきび〟であっても治りが遅いため、〝赤にきび〟や〝膿にきび〟へと悪化してしまうケースも多いので、早期治療・対策が重要になってきます。

下記に挙げる予防&改善策は、どれも基本的なことですが、にきび対策には欠かせないケアなので、日頃からしっかりと対策を行ってください。

自分でできる!首のにきび予防&ケア
清潔に保つ!
首周辺部は、汗をかきやすく汚れも溜まりやすい場所です。毎日の洗浄を心がけ、目の届きにくい首筋などは特に入念に洗い、シャンプー液や石鹸が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。

※ただし、洗浄のし過ぎやタオルでゴシゴシ擦るような行為はかえって逆効果!

また、首にとって埃や汚れが付着した髪による刺激はあまり好ましいものではありません。特に首の後ろに〝にきび〟が出来やすいという人は、髪を結ぶなどして髪から受ける刺激を少しでも軽減するような工夫をすることが大切です。

※出来てしまった〝にきび〟については、なるべく手で触れないようにしましょう。しっかりと洗っているようでも手には細菌が多く患部を刺激するような行為は〝にきび〟を悪化させるもとにもなり兼ねません。
紫外線対策!
首の後ろは紫外線を受けやすい場所です。外出する際には紫外線対策をしっかりと行ってください。
なお、首に発症した複数の〝にきび〟は、こまめな洗顔や市販薬による個人ケアだけでは治療が難しいケースも少なくありません。

つまり、外部ケアでは治りにくい〝にきび〟と言うことです。

そのため、症状によっては皮膚科等の専門家に一度診てもらい、適切な処置やアドバイスを受けることをオススメします。

専門の医療機関では、患者の症状や体質に合わせた個人では処置できない抗生物質による治療や、光やレーザーのような高度な医療技術を利用した治療法によって〝にきび〟の改善を試みています。




にきび豆知識: ニキビにも種類がある !?

ひとくちに〝ニキビ〟といっても、症状によっていくつかのタイプに分けることができます。

・ 白にきび
にきびの初期段階。毛穴の入口が皮脂や角質で詰まってしまい、それが次第に盛り上がって膨らんだ状態。
白ニキビ画像
・ 黒にきび
白にきびによって閉じられていた毛穴が皮脂によって押し上げられ毛穴の先端が開いてしまうことで起こるタイプ。毛穴に詰まった古い角質や皮脂が空気に触れるため、酸化して黒ずんで見える。
黒ニキビ画像
・ 赤にきび
皮脂の詰まった皮膚腺や毛包が炎症を起こし腫れあがったもの。白にきびや黒にきびに比べると症状は重い。
赤ニキビ画像
・ 黄(膿)にきび
赤にきびが悪化し、化膿して膿をもったタイプ。真皮層の下部組織にまで炎症が達してしまっているケースが多く、にきび跡になりやすい。
膿ニキビ画像