にきび!解体新書
トレチノイン治療
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◎ コレだけは押さえる!トレチノインの基礎知識

美肌作り(肌の若返り)に欠かせない有効な物質のひとつが〝ビタミンA(レチノール)〟です。

トレチノインの利点この物質は角質層の保湿性向上をはじめ、表皮細胞の保護作用など様々な役割を担っており、不足すると乾燥肌になったり、皮膚細胞の抵抗力低下によって〝にきび〟などの肌トラブルに見舞われやすくなると考えられています。

このように、ビタミンAの体内における働きは、美肌とは切っても切れない関係にありますが、このビタミンA以上に高い生理活性をもった物質が〝トレチノイン〟です。

トレチノインは、ビタミンAの50~300倍の生理活性があると考えられており、シワやにきび(跡)対策をはじめ、様々な肌トラブルに有効な物質であるとして注目されています。
トレチノインが有効と考えられる主な肌トラブル
●シミ、シワ ●そばかす ●にきび(跡) ●オイリー肌 ●乳首の黒ずみ ●日焼けの跡 ●くすみ、毛穴の開き ●やけど、術後の色素沈着 …など
また、トレチノインは人間の血中にも微量に流れている物質なので、アレルギー反応や抗原抗体反応等のリスクも少ないとされ、米国では現在、FDAに認可された治療薬として、トレチノインを使用したシワやにきび治療が行われています。

※注:トレチノインの副作用が科学的に解明されているわけではありません。
トレチノイン酸の効果
トレチノインには、先表にリストアップした症状に効果があるとされていますが、具体的には次のような作用があると考えらえています。



◎ コレだけは押さえる!トレチノイン酸の効果とリスク

先にトレチノインはアレルギー反応や抗原抗体反応等のリスクが少ないと説明しましたが、リスク(副作用)が全くないというわけではありません。

トレチノインを外用薬として使用している限り、現在のところ、重い副作用が起こったという報告は特にありませんが、トレチノイン療法の主なリスクやデメリットについては次の通りです。
トレチノイン治療のリスク&デメリット
チェック 使用量・使用法を間違えると新たな肌トラブル(シミなど)を招く恐れがある…
チェック 薬品の塗布後、一時的に肌がピリピリしたり、赤みを帯びたり、化粧のノリが悪くなることもある…
チェック 妊婦は治療不可!
※症状の程度や状態については個人差があります。
トレチノインは、美肌作りの一手段として注目されている治療法ですが、その使用量や使用法を間違えると、かえってシミを作る原因になったり、にきびが悪化するといった新たな肌トラブルを引き起こす危険性もあるようです。

また、市販のレチノール(ビタミンA)配合薬品は数多く出回っていますが、医師の処方によってのみ使用が認められている薬品に比べると、その作用・効果は極めて低いと言わざるを得ません。

※レチノールは、すぐに活性が失われる物質なので、常に新鮮な薬品である必要上、市販薬は効果が薄いと考えられます。

したがって、トレチノインを使った〝にきび〟治療や美肌対策を行うのであれば、一度、専門医のいる美容皮膚科等に足を運び、自分の肌質に合った適切な治療法やアドバイスを受けることをオススメします。

ちなみに、シミやにきび(跡)対策としてトレチノインを使用する際には、ハイドロキノンを併用すると、より効果的な治療が期待できるケースもあるようです。



ニキビ豆知識: 市販のレチノール配合製品と医師が処方するトレチノインは効果が違う !?

にきび治療やシワの改善等に効果を発揮するとして注目されているトレチノインは、現在、日本国内での販売許可は下りていません。

そのため、医師に処方してもらうか、輸入代行店に頼むなどの方法でしか、手にすることができないのが現状です。

現在、美肌効果をウリにした〝レチノール配合クリーム〟や〝化粧品〟などが数多く出回っていますが、これらの市販品は医師に処方してもらうトレチノイン薬剤とは異なるため、劇的な効果は期待できないと考えられます。

というのも、トレチノインは非常に強力な作用のある薬であって、医師の処方が必要だからです。

また、成分の分解が早いため、作り置きができない(通常、冷蔵庫などで保管し、1ヶ月ごとに新しいものを処方してもらう)といった特徴もあります。

さらに、このトレチノインは使用量・使用方法を間違えると、新たな肌トラブルを招く危険を伴う薬品なので、豊富な知識と経験を兼ね備えた医師の適切なアドバイス・指導が欠かせません。

これらのことを踏まえると、トレチノイン治療でにきび(跡)治療やシワの改善を望む方は、専門医に相談した方がよさそうです。